川合信水

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今日のこの喜ばしき落成式に臨み、諸君と共に深く考えてみたいと思うことは、誠修学院は一体どこに在(あ)るのかということである。「ここにちゃんと在るではないか」、そんな平凡な答えは求めていない。

古(いにしえ)の聖人は「汝自身 ...

川合信水

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大正十一年四月十六日

於松江高等女学校

女学生・婦人会員のに

 今日は婦人美ということについてお話し致したいと思います。

 現今、世上に婦人問題を論ずる者は多いのですが、真の女性の(=天 ...

川合信水

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「愛」の一面に固く拘(こう)して僻(へき)する時は、

(一)は狎(な)れ泥(なず)んで罪を犯すことを恐れず、熱心な信仰を有しつつ平然と不道徳を行ない、「このような罪人であればこそ、如来(にょらい)の慈悲に摂取せられる」など ...

川合信水

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大正十三年十一月十九日

於大阪毎日新聞社

(五)協力

 どうしたら社内がよく協力出来るかと質問されます。

私どもは《誠》の上に立って、《完全》を理想として進む方針でやって来ました。これに ...

川合信水

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大正十三年十一月十九日

於大阪毎日新聞社

 世間では、義務を無視して権利を主張し、(労使の)調和を《無自覚》と謗(そし)り、分争(ふんそう)を《自覚》と称(しょう)する者がありますが、私どもはそんな考えに賛同す ...

川合信水

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大正十三年十一月十九日

於大阪毎日新聞社

 私が東京から丹波(たんば)(=郡是(グンゼ)本社があった)に参りまして、ちょうど十六年になりますが、今では労働時間が短縮されて、一日十一時間くらいですが、あの当時、関 ...

川合信水

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大正十三年十一月十九日

於大阪毎日新聞社

 諸君もお聞きになったでしょうが、欧州戦争(=第一次世界大戦)の時、英国では戦場に出た男子に代わって婦人が外に出て働いた。すると週に三十円(=約9万円)の賃金が得られた ...

川合信水

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大正十三年十一月十九日

於大阪毎日新聞社

 私は大阪毎日新聞の読者の一人でありまして、今晩ここに参りまして、この新聞を経営なさっておいでになります社長(=本山彦(もとやまひこ)一(いち)氏。後に東京日日新聞を合 ...